インプラントブログ

金属を体に入れても大丈夫?

インプラントを体内に入れるというのは多くの方にとって不安なことかもしれません。特に金属アレルギーをお持ちの方には非常に大きな不安でしょう。インプラントというのは人体にとって体に負担にならない非常に安全な材料でできていて、体への負担はありません。一度詳しく説明をしたいと思います。

 

インプラントの材料はチタンという金属が主成分になっていて、インプラントを利用する時にはこのチタンでできたインプラント本体を体内に埋め込む治療を行います。チタンというのは非常に反応性が高い金属で、実は加工をした後にこの金属の表面には薄い酸化皮膜ができてしまいます。この酸化皮膜は非常に安定性が高く、なかなか人体の成分と反応を起こすことはありません。このため、インプラントの治療を行う時にはこの金属材料の性質を利用して非常に安全性の高い状態で治療を行なっているのです。

 

金属アレルギーは体内に溶け出した金属イオンが体内のタンパク質と結合してしまうことで起こるアレルギーで、この様なトラブルが起こらないチタンは非常に優れた素材です。チタンは人工関節に用いるほど強力で力に強い素材なので、どなたでも安心して利用できます。患者さんは不安な問題を解決してから治療を選ぶ権利があります。治療に関して何か不安なことがある時には歯医者にはその不安を解消する義務があります。しっかりと安心して治療を受けることができる様に、不安なことがある場合にはすぐに歯医者に相談しましょう。