インプラントブログ

一回法と二回法の違いは何ですか?

歯医者の治療で欠かせないインプラント治療。この治療には主に1回法という方法と2回法という方法があり、どちらの治療もそれぞれメリットとデメリットがあります。インプラント治療を受けるときには患者さん自身の基本的な知識が非常に重要です。インプラント治療を受ける前に一度詳しくご紹介いたします。

 

インプラントの治療は1回法と2回法があり、それぞれの治療法の数字は治療で行う手術の回数を表しています。インプラントの手術はインプラント本体を植え込む手術を行い、従来通り行う2回法ではこの段階で傷口を閉じ、骨とインプラントが結合する時間を待たなくてはいけません。この後に実際に上部構造を取り付けるときにはインプラントが入っている部分の歯茎を切開し、アバットメントというインプラントと上部構造とをつなげる部品を取り付け、その後に歯をつなげて行きます。インプラントを利用するときにはこの様なアバットメントをつなげる必要があったので、2回に分けて手術を行っていました。

 

しかし、近年では1回の手術でインプラント本体を埋め込み、その後アバットメントまで取り付けてしまう1回法が導入され、治療期間の大幅な短縮ができる様になっているのです。1回法は治療に必要な期間が短いのでメリットがある様に見えますが、隣接する歯との間をより正確に作ったり、歯茎との境目をより正確に作るためには2回法の方が都合がいい場合もあります。

 

インプラント治療のメリットやデメリットについて疑問がある場合には歯医者にすぐに相談する様にしましょう。