インプラントはどのくらい持ちますか？
インプラントがどれくらい長持ちをするのかと疑問に思われる患者さんは数多くいらっしゃいます。インプラント治療で得られるメリットは何と言っても自然な感覚でものを噛めることです。しかし、インプラント治療を受けた後にどのくらいの期間このナチュラルな噛み心地が続くのかはよくわかっていない方が多いかもしれません。インプラントの需要について詳しくご紹介いたします。
インプラントの寿命を長持ちさせるためにはインプラントのトラブルを未然に防ぐことが重要です。インプラントを使っていて起こる主なトラブルとして知られているのがインプラント周囲炎で、このインプラント周囲炎を防ぐだけで寿命が大きく伸びると言われています。インプラントというのは天然の歯と比べてやや細身の形になっていて、隣接する周囲の歯とインプラントの間に汚れが溜まりやすくなってしまいます。このため、汚れがたまりすぎてしまうとインプラント周囲の歯茎に炎症が起こり、この炎症が長期化する事が原因で骨が減ってしまったり、ひどい場合にはインプラントの取り替えを行う必要が出てきてしまうのです。
この様なインプラント周囲炎を防ぐためにはインプラントの周りの汚れを除去することが非常に重要で、ブラッシングやデンタルフロスを適切に利用することが求められます。インプラント専用の歯ブラシやインプラント専用のデンタルフロスなど、様々なインプラント関連製品が作られていて、この様なインプラント関連のトラブルを防ぐために毎日綺麗に汚れを落とさなければいけないのです。インプラントは費用がかかる治療です。しっかりと長持ちすると1５年以上同じインプラントを使って過ごすことができますし、長い場合では20年近くインプラントを利用される方もいます。しっかりとインプラント周囲炎を防いでインプラントを安全に使える様に工夫しましょう。