インプラントがうまくいかなかったら返金はありますか？
インプラントの治療というのは非常にありふれた治療ですが、失敗してしまうのではという不安は多くの患者さんが抱えているものだと思います。インプラント治療で必要なのは何よりも安心です。しっかりと治療がうまくいかなかった時の応対についてご紹介いたします。
まず、医療の契約というのは準委任契約という契約に基づいて行われるもので、インプラント治療を受けるときには法的には治療を選ぶのは患者さんの役割で、その治療を行うのは完全に歯医者の責任のもとで行われることになっています。完全な委任契約という契約では治療の選択も治療を行うのも歯医者の責任になり、治療に伴う責任は委任を受ける事で発生した患者さんのものになってしまうのですが、準委任契約ではこのような問題が起こらず、基本的には治療に伴って起こった問題は歯医者の責任になります。このため、治療中に問題が生じ、治療に伴って損害を与えてしまった場合には歯医者に賠償責任が発生してしまうのですが、インプラントの治療が完全に終わった後の治療については判断が難しくなります。明らかに治療に誤りがあった場合には歯医者の方に責任が生じるのですが、患者さんご自身の生活習慣が原因で起こったトラブルなどは保証ができない場合があります。
返金ができるかどうかは非常に判断が難しいので、個別の事情に合わせて応対をしています。場合によっては返金対応をすることもありますので、不安なことがあったり、心配なことがある場合にはすぐに歯医者に相談をしてください。しっかりと治療を受けていただけるよう、誠実に応対をさせていただきます。