インプラントブログ

交通事故で歯を無くした状態でも可能ですか?

交通事故などで歯を失ってしまうのは非常にショックなことだと思います。実は交通事故に会い歯を失ってしまうというのは毎年誰かしらが経験することで、いつ自分にこのような問題がやってくるか予測することができません。交通事故で起こる歯のトラブルの解消にも役立つのがインプラントです。インプラントと交通事故の関連についてご紹介いたします。

 

インプラントは顎に人工の歯根を埋め込む治療で、交通事故によって歯を失ってしまった場合にはインプラントを利用して歯を再建することがあります。インプラント治療で再建できる歯というのはもちろん人工のものですが、発音や咀嚼など日常的な機能を回復させるのには十分な働きをしてくれます。しかし、ここで注意して欲しいのが、交通事故にあった後の後遺症です。顎の骨折などで上顎の骨が割れていたり、下顎の骨が砕けているような場合にはまずインプラント治療の前にこの骨を完全に治癒させることが必要になります。

 

このため、骨折した後の金属プレートが除去されるまでインプラント治療を見合わせ、全身の状態の回復を待つ必要があります。顎の骨の中でも上顎の骨は非常に骨折をしやすく、骨折によって骨への血液の供給が立たれてしまったり、事故が原因で顎の血液の供給が低下してしまうと傷口の治りが非常に悪くなることがあります。また、骨折したような腫れがある状態では麻酔も効きにくくなってしまうので、ある程度腫れを抑えることが重要になり、多くの交通事故患者の皆さんが事故の後歯がないまま生活を送らなくてはいけないのです。

 

交通事故後にもインプラントを利用した治療を受けることはできますが、治療には順序があります。状況にもよりますが、すぐに治療を受けることはできない場合があると考えておきましょう。