インプラントの治療期間は？
インプラントの治療期間が非常に長いと思われたことはないでしょうか。実はインプラントの治療は従来の治療よりも短い期間で治療を終わらせることができるように日々改良されているのですが、残念ながら今でもある程度の期間が必要な治療ばかりで、今後さらに治療法の研究開発が求められています。インプラント治療と治療期間の関係について皆さんにご紹介いたします。
インプラントの治療というのは基本的に数ヶ月から半年程度の期間がかかるものだと言われています。なぜこのような治療期間が必要になるかと疑問に思われる方もいるかもしれませんが、それは金属と骨との結合に原因があります。
インプラントに利用される金属はチタンという金属で、この金属は骨と結合しようとするオステオインテグレーションという性質があり、この性質のおかげで多くの患者さんが自然で長く使えるインプラントを利用して日常生活を送っています。インプラント治療で利用される金属が結合するためには数ヶ月かかると言われていて、近年開発されている特殊な加工や特殊な表面処理が施されたインプラントでもやはり骨とインプラントとの結合にある程度時間を割かなければいけません。
インプラント治療の手術のやり方によって治療期間を短縮することはできますが、実はこの手術のやり方も患者さんの要望に合わせて決めていくので常に時間が短い治療法を選択するとは限りません。しっかりと納得のいく治療を受けるためにも、ある程度時間に余裕を持ってじっくりと治療を受けるようにしましょう。